ひっかかりごと。

日常生活で引っかかったことを綴ります。

久しぶりに映画でも。ベルギー・フランス合同作品『東京フィアンセ』

先日パリに行く機会があったので、久しぶりに映画館に足を運んだ。うちの近くにも映画館がない訳ではないけど(メジャーな映画を上映している大型映画館はある)、ミニシアターのようなところはほとんどないので、せっかくだからそこに行こうと思ったのです。ミニシアター系のほうがお客さんの感じもいいし(平日の昼なら上品なご婦人が多い)、女一人でぶらっと行くにはもってこいなのだ。

私が観た作品は、『東京フィアンセ』というフランス・ベルギーの合同作品。アメリー・ノートンというフランス語圏では有名な作家の原作だとか(一応大学で仏文学の授業を専攻していたのでアメリー・ノートンという作家の名前とだいたいの作風は知っていたけど、私はまだ読んだことはない)。

この作品の舞台は東京。日本に憧れてやってきた主人公の少女は、フランス語の個人レッスンの生徒として出会った日本人男性と恋に落ち、やがて婚約の約束をする・・・というのがあらすじ。

いわゆるカルチャーショックもの(そんな言い方あるかな?)なのだけど、日本の描かれ方が何だか『キルビル』を彷彿させるものだった(キルビル好きですけどね。あのB級的な胡散臭い感じが今どきのメジャーな映画らしくなくていい)。

日本人男性の家の中に刀や鎧兜があったり、畳だったりハイテク機器があったりと、まあかなりクリシェ(紋切型)なのだけど、そのとんでもな感じを楽しんでなんぼの映画だと思った。フランス人のレビューも気になったので調べてみたら、「あんなのは日本じゃない!ばかばかしい!」と本気で怒っている人もいて、ちょっと面白かった。その人からは、日本への愛情が感じられて有難かったけどね。でも、その人以外は概ね好意的な評価が多かった。

確かにちょっととんでもない感じもするけど、あれはフィクションだから「あんなの違う!」と本気で怒るのも何か違うと思う。ああいう外国人(特に欧米人)目線で日本を描いた映画は、「エキゾチック・ジャパン」みたいなジャンル付けしてもいいかもね。そしたら純粋なエンターテイメントとしてもっと気軽に楽しめそうな気もする。ジャンプのコミックスの扉にある「この作品はフィクションです。実在の人物、団体、事件などにはいっさい関係ありません」という注意書きみたいな感じで。

ヒロインのポーリーヌ・エチエンヌもキュートだったなあ。ポップでキッチュなファッションも可愛い。少し我が強くて小悪魔なところもあるけど、彼女の小動物みたいな愛らしさのおかげで憎めないキャラになっていると思う(ちなみに、彼女やカナダ人女性役以外のキャストは役者でなく素人のようだった)。

 

とにかく、今度は外国人である夫と観て感想を聞いてみたいなと思った。


TOKYO FIANCEE - Official Trailer - YouTube