ひっかかりごと。

日常生活で引っかかったことを綴ります。

「当たり前」がぐわんぐわん揺れる体験

今日の夕方仕事の契約を交わしに行くので、先ほど必要な書類を役所に取りにいってきた。その帰り道、「ニーハオ!」と全力で見知らぬ人に挨拶されて「ドン引き」した(これはおそらく、海外に住むほとんどの日本人が体験することだ)。私は何も中国人が嫌いとかそういうわけじゃなく、ただ間違えられることが何か引っかかるのである。

これは日本にいた時も体験したことだ。地方に住んでいる親戚に「あなたたち東京の人は…」とずいぶん昔に言われたことがあったけど、私は確かに首都圏出身ではあるものの東京人ではない。だから心の中で「違うのになあ」と思った記憶がある。確かに新潟の人にとっちゃ、東京も神奈川も埼玉も千葉も同じようなものなのかもしれないけれど。

自分では当たり前だと思っていることがぐわんぐわんと大きく揺さぶられるので、妙な居心地の悪さを感じるのかもしれない。急に他人の靴を履かせられるような感じで、ちょっと気持ち悪いのだ。自分にとっての「当り前」も、他人にとってはまったくそうじゃないことに、軽く打ちのめされる。

そういえばフランス人の友達が日本に来た時も、ブラジル人かと思われてポルトガル語で挨拶されたらすかさず「ノー!アイムフレンチ!」と叫んでいたっけ。やっぱり人は、自分のアイデンティティを疑われる状況に我慢ならないのかも。