ひっかかりごと。

日常生活で引っかかったことを綴ります。

フランスで滞在許可証を得るまでの道のり3

先日県庁から手紙が届いた。まずは指定の病院でレントゲンを撮り、その翌日移民局に来なさいという内容だった。

レントゲンの病院はうちから結構遠いところだったので、(しかも朝早い)夫に車で連れていってもらった。病院に着いて受付を済ませ、持ってきたキンドルを読んでいると、意外とすぐ呼ばれた。それからさっとレントゲン撮影を済ませ(フランスでは上半身裸にならないといけない。まあ、担当医はお姉さんだったからいいけれど。)、その五分後くらいにレントゲン写真を渡されてはい終了。フランスらしからぬスピーディーさに、感動すら覚えた(役所などは、ふつう一時間以上待つのは当たり前!)。

その翌日、レントゲン写真とレセピセ、パスポートを持って移民局(OFII)へ。幸いここはうちから徒歩圏内。アジア人は私一人で、あとはマグレブ系(北アフリカの旧フランス植民地の国々)やアフリカン、それからヨーロピアンばかりだった。中には乳飲み子を抱えたお母さんもいて、大変そうだなあと思った。

その日の流れは、

①フランスに関するビデオ鑑賞。自由・平等・友愛、それから公共の場の非宗教性についての説明。正直既に知っていることばかりだった。きっと、来たばかりでまだフランスについてよくわからない人向けなのだろう。

②職員の方と面談(一対一)。これはフランス語ができるか否かを見るための面談で、簡単なペーパーテストも受けた。私はとりあえずパスしたけれど、テストができなかった人は強制的にフランス語の授業をこれから受けることになるらしい。参考までに質問されたことを挙げると、「仕事は何をしていますか」「最終学歴は?」「何語を話せますか」などなど。それと、私が日本人だからか「福島の状況はどうですか?」と聞かれた。「まだまだ良い状況とはいえないと思います」と曖昧な答えしかできなかったけれど。

 

③健康診断。まずは身長・体重・視力を測り、その後お医者さんと面談。お医者さんはイタリア訛りのあるマダムで、とっても優しい方だった。お腹に聴診器をあてることもなく、私の持参したレントゲン写真を見ながら「健康に問題はないわね?」と質問し、私は「はい、大丈夫です」と答えただけだった。その他、ワクチン接種を受けるように言われ、あとは世間話を少々。マダムは「日本の文化に興味がある人はフランスには多いわよ」とニッコリしながら話す。何かほっこりした気分で移民局を後にした。

家に帰ると、緊張がとけてほっとしたせいかぐったりしてしまった。終わってよかった~と嬉しさをかみしめつつも、まだあと二日出席しなければならないイベントが残っているので、まだまだ気は抜けない。滞在許可証までの道のりは、あとちょっと。頑張ろう。

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パリ市立近代美術館にて。ピエール・ボナールの奥さん、マルトが入浴しているこの絵は、結構好きです。淡い色合いが柔らかで、とても心地よい雰囲気に満ちた作品。私もバスタブに浸かりたい…。