ひっかかりごと。

日常生活で引っかかったことを綴ります。

気ままな映画紹介―本能のままに激しく愛し合う―『ベティー・ブルー』

フランス人を見ていると、「なんて本能に忠実な人たちなんだ!」と驚くことがよくあります。

例えば、休みたいときにはしっかりバカンスを取ったり、子供がいても男女であることを忘れず、わが子をベビーシッターに預けてデートに出かけたり、いい年の大人になってもどんちゃん騒ぎをしたりと、自分の「やりたい!」と思うことにとても素直なのです。

人の目を気にしてなかなか自由に振る舞えない日本人気質の私からしたら、何とも羨ましいことです。

そして、フランス人のこの野性的な気質は、特に恋愛に顕著だと思います。

私の好きなフランス映画の一つに、『ベティー・ブルー』(原題は"37.2℃"で、これは最も妊娠しやすい体温を表しているそうです)があります。

これはベティーという少女が主人公なのですが、ベティーはまさに野生丸出しの女性なのです。恋人のゾルグと一心不乱に交わったり、気に入らない人間がいたらカッとなり罵ったり、時には暴力をふるったりします(彼女の激高しやすい性格は、精神病から来ているらしいですが)。

私には、ベティの激しさがとても衝撃的でした。今まで抑え込んでいた自分自身を解き放ったかのような、カタルシスがありました。

それまで異性との交際経験がなくお堅い人間だった私は、彼女のように恋人と激しく愛し合えたらどんなに素敵だろう、と思うようになったのです。

人生は短い。若さもじきになくなってしまう。今恋をしないで、いつするのだろう!と、神託を受けたように奮い立ってしまいました。

今恋愛をする気になれない、いまいち異性に興味が持てないという人にはぜひ観てもらいたい作品です。

(ベティー役のベアトリス・ダルがとっても色っぽいです)

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