ひっかかりごと。

日常生活で引っかかったことを綴ります。

難しい顔をして悩んでいた子供の頃の自分は、正しかった

私は子供の頃、眉根に皺を寄せて難しい顔をしていたことが多かった。写真を撮る時、おかしくもないのに「笑って」と大人に言われることが嫌だった。 何に対しても懐疑的で、人を心から信じることができなかった。学校が嫌いで、早く家に帰って一人でのんびり…

「言葉には限界がある」ことの、無限の可能性

結婚する前、よく周りの人から「どうして彼を選んだの?」と聞かれた。 「優しいから」「気が合うから」「面白いから」とかそれなりに理由は言葉にできなくもないけど、一番の理由は「彼だから」としか言いようがない。 好きになる理由って、簡単に言葉で表…

なんとなく僕たちは大人になるんだ

銀杏BOYZの曲は割と好きだ。童貞臭い女子への永遠の憧れと父性への憎悪、微熱に浮かされたような独特の高揚感は美しくもあり、明け方に見る生々しい悪夢のようでもある。 でも、『なんとなく僕たちは大人になるんだ』のように、大人になることを汚れることだ…

「常識なんて誰かが決めたこと」って、ぼのぼのも言ってた

私は子供の頃『ぼのぼの』が好きで毎週アニメをを楽しみにしていたし、マンガも読んでいた。幼かった自分にはよく分からない哲学的で難しいエピソードなんかも時々あったけど、それもひっくるめて心惹かれていた。 アニメのエンディングテーマ「近道したい」…

人見知りとかマイナス思考とか、「欠点」も人類が生き延びるために必要だったんじゃない?

人の性格や気質で欠点だと思う部分も、実は生きのびるために必要だったのではないかと最近思っている。 例えば、現代において人見知りは基本的に欠点と見なされるけど、この気質だって、かつてご先祖様たちがサバイブするために必要なものだったから、我々現…

そういえば、最近あまり悩まなくなった

昔はあーだこーだ毎日悩んでいたけど、今は驚くほど悩まない。もちろんいいことばかりじゃなくて問題やトラブルも日々起きるけど、あんまり動じなくなったように思う。 悩むこと自体を否定しているわけじゃないんだけど、無駄な悩みを排除しようと意識してき…

来来来世。  仏教とカルマと、夢と妄想膨らむ来世。

フランスでも『君の名は』公開されたので、いろいろな人に勧められて観た。 演出や展開の仕方も上手でキャラも魅力的だし、「こりゃヒットするな」と思わせる映画でした。 個人的には結構好きです。 中でも引っかかったのは、世間でも話題になったRadwimpsの…

『聲の形』を読みました。人の弱さと強さ、何度でも対話し続ける勇気。

『聲の形』は、日本語の生徒さんに教えてもらって知った。アニメ・マンガ大好きな若い彼らは、むしろ私より日本のサブカルに詳しい。 いじめがメインテーマである本作は、決して読んでいて気持ちの良いものではない。昔の自分の嫌な体験もフラッシュバックし…

女の子は赤じゃないとだめなの?ランドセルの呪縛

この国にも日本の本屋さんがあって、まるで「ここは日本でござい」って感じでお馴染みの文庫本や雑誌、漫画なんかを売っている。 本だけじゃなく文房具なんかも売っているんだけど、なんとランドセルも扱っている。ランドセルの広告を見ていたら、ふと子供時…

私が日本に「帰りたくなる」理由

最近、私が日本に帰りたいと思う気持ちは、ちょうど日本で暮らしていた頃「フランスに行きたい」と思っていた気持ちとほとんど同じだと気がついた。要は、「今ここでないどこかに行きたいと思う」気持ちなのだ。日本に憧れる外国人と同じ心情なのである。フ…

SNSよりもリアルがいいね。

現在、私はFacebookもTwitterもLineもやっていない。Skypeだけは仕事でも使うからアカウントを持っているけれど。 別にSNSを使うこと自体は全然悪いことではないと思うけど、どうも私には合わないと感じるから使っていないだけだ。 夫は毎日Facebookを見てい…

「子どもを産んで育ててこそ一人前」ってマジか

よく「子どもを産んで育ててこそ一人前」と言われる。私の親もよくそう言っていた。 私は「まあ確かにそうかもしれないかもな」と一理あると思いつつも、なんだか喉の奥に引っかかりを感じていた。 だって、世の中には子どもがいても「一人前」とは言いがた…

愛だの恋だの

私は昔、「愛こそすべて!」みたいな恋愛至上主義の痛い女子大生だった。結構やばい言動をしていたので、思い出すと滅茶苦茶恥ずかしい。人生で初めて彼氏が出来て、浮かれていたのもあるんだろうけど。 今は、愛も大事だと思うけれど、それだけじゃお腹が膨…

「友達」って難しい?!友達100人より知り合い100人

私は友達がかなり少ないんだけど、今はそれでいいやと思っている。 昔はそのことに悩んで友達を増やそうと頑張ったりしてみたけど、どうもうまくいかなかった。 それはたぶん、私の考える「友達の条件」が厳しすぎるせいもあるのかもしれない。 ・価値観が似…

「安っぽい」夏

もうすぐ夏が来る。(でも私のいる場所はまだ少し寒いけど) 夏が近づくと、なぜかそわそわしてしまう。 私は夏が好きなのである。 夏の好きなところ、それは「安っぽさ」だ。決して「安い」わけじゃなくて、あくまでも「安っぽい」のだ。 たとえば縁日のけ…

生きてるだけで丸儲け! 綺麗事のない人生じゃあつまらない!

最近,価値観って一つだけじゃないと考えている。 今回は,私が思う世の中の価値観の話をしたいと思う。 ひとつ目は,数字とか成果とか具体的なもので成り立っている価値観。年齢,成績,褒章...形が見える分,この価値観に重きを置く人も多いと思う。 でも…

一番金ピカなものを選ぶことと、これからの未来の話。

正しいか正しくないかより、好きか嫌いか、楽しいか楽しくないかで判断する方が好きだ。いくらそれが世間では良しとされていることでも、自分にとって楽しくなければ、好きじゃなければ選ばないようにしたいと思っている。 だって、それって他人に流されてい…

好き嫌い

幸い私は「嫌いな食べ物」リストが短い。 食べることが大好きなので、野菜も肉も魚もだいたい何でも食べる。 今現在、嫌いなものはトマトと羊肉くらいだ(食べようと思えば食べられるけど)。 でも昔は、嫌いなものリストがもっと長かった。 ネギやパクチー…

日本の片隅から世界へ。ランゲージ・エクスチェンジのパートナーは超ピュアなご隠居さん。

つくづく、ネット世代に生まれてよかったと思っている。 ネットがない生活は、今の私には考えられない。 それにネットがなきゃ国際結婚なんて絶対にしなかったと思う(その国の言葉しか触れることができないとなると、発狂しそう笑。ネット以前の時代から海…

お金の話

結婚してから、お金のことを考える機会が格段に多くなった。それはやっぱり、自分自身で責任を持たないといけなくなったからでもあるだろう。 私は今まで、どちらかというとお金に対してネガティブな感情を抱いていた。「金に汚い」「金の亡者」なんて言葉も…

『溺れる花火』愛と執着は表裏一体。

csbs.shogakukan.co.jp 最近読んだマンガ。『ヒメゴト』と同じ作者の作品。 短い作品なのでさらっと読めたけれど、作品の内容はとても重い。 「溺れる」と「花火」という言葉の組み合わせが絶妙だ。 黒い夜の海に艶やかな花火の像が、ゆらゆら煌めく姿が思い…

展覧会、2回目の滞在許可証更新

森山大道展 先日、森山大道の写真展に行ってきた。私はあまり写真家に詳しくないので、森山大道の名前は今回初めて知った。 大きく引き伸ばされた、東京の街角を切り取った写真が、とても刺激的だった。 道端に転がったハイヒール、キャバクラや風俗店の広告…

どうして子供のいじめは多いのか?それは子供は不安定な存在だから。

「いじめ」という言葉を聞くと、学校、クラス、部活など子供のいじめを思い浮かべる人が多いと思う。私もそうだ。 大人にだっていじめはあるだろうけど、子供の方がいじめは多そうだ。(きちんとした統計とかソースに当たっていないから、印象で語っているだ…

可笑しさと切なさと優しさ。河瀬直美の『あん』

またまた映画の感想。 忘れないように、自分用のメモも兼ねて。 ちょっと時間があったので、河瀨直美監督の『あん』をパリの映画館で観てきた。 (フランス語の題はdélice de Tokyoだった。「あん」じゃ、フランス人には何の事か分からないだろうからね。) …

クロード・シャブロル、「La cérémonie 沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」の感想。

昨日、クロード・シャブロルの「La cérémonie」のDVDを図書館で借りて観た。 邦題だと「いかにもこれから事件が起きますよ」と半ばネタバレ感があるけど、原題のLa cérémonie (セレモニー)は抽象的な分何が起きるのかはっきりせず、衝撃的なラストまで緊張…

故人や過去が美化されることを、少し寂しく思ったり。

事件が起こっても、そうそう落ち込んでばかりいてもいけない。 まるでジョジョのディオが「ザ・ワールド」で時間を止めたことに気づかなかったモブキャラみたいに、パリの人たちは平然と何事もなかったように暮らしている。 (物々しい見回りの警官や、建物…

ヒーローの資質

子供の頃、何となくピンチが来たらヒーローが現れて絶対助けてくれると思っていた。でも物心ついた頃には、なにがあってもどこにいても駆けつけてくれるヒーローなんて、いないことがわかってしまった。 だったら自分がヒーロー(むしろヒロインか)になれば…

昨夜、パリで起こったこと。

またもやフランスで悲惨な事件が起きた。 昨夜うとうと寝入っていたときに夫から聞かされ、一瞬夢かと思った。 信じられない数の人が亡くなった。 数でしか語られなくなる被害者。 その中の一人に、知り合いの知り合いが含まれていることを知ったとき、私の…

きたないはきれい?愚痴りながら考えたあれこれ

今日はうまくいかないことがあって、ちょっと落ち込む。仕事なんだから、いいことばかりじゃないのはわかっている。頭ではわかっているけど、心はどうしても納得出来ない。納得できたら警察いらんよね。 私は本当はゆるゆるした人間なので、きっちりしっかり…

フランス人に「日本はどうして出生率が低いの?」と聞かれて考えたこと。

先日フランス人の友人カップルに会ったとき、彼女の方が妊娠したと嬉しそうに話していた。もう半年くらいになるらしい。ちなみに彼らは未婚の同棲カップル。日本だと同棲中の妊娠はあまりいいイメージはないけれど、フランスではごく当たり前のこととして皆…