ひっかかりごと。

日常生活で引っかかったことを綴ります。

「言葉には限界がある」ことの、無限の可能性

結婚する前、よく周りの人から「どうして彼を選んだの?」と聞かれた。 「優しいから」「気が合うから」「面白いから」とかそれなりに理由は言葉にできなくもないけど、一番の理由は「彼だから」としか言いようがない。 好きになる理由って、簡単に言葉で表…

なんとなく僕たちは大人になるんだ

銀杏BOYZの曲は割と好きだ。童貞臭い女子への永遠の憧れと父性への憎悪、微熱に浮かされたような独特の高揚感は美しくもあり、明け方に見る生々しい悪夢のようでもある。 でも、『なんとなく僕たちは大人になるんだ』のように、大人になることを汚れることだ…

「常識なんて誰かが決めたこと」って、ぼのぼのも言ってた

私は子供の頃『ぼのぼの』が好きで毎週アニメをを楽しみにしていたし、マンガも読んでいた。幼かった自分にはよく分からない哲学的で難しいエピソードなんかも時々あったけど、それもひっくるめて心惹かれていた。 アニメのエンディングテーマ「近道したい」…

人見知りとかマイナス思考とか、「欠点」も人類が生き延びるために必要だったんじゃない?

人の性格や気質で欠点だと思う部分も、実は生きのびるために必要だったのではないかと最近思っている。 例えば、現代において人見知りは基本的に欠点と見なされるけど、この気質だって、かつてご先祖様たちがサバイブするために必要なものだったから、我々現…

そういえば、最近あまり悩まなくなった

昔はあーだこーだ毎日悩んでいたけど、今は驚くほど悩まない。もちろんいいことばかりじゃなくて問題やトラブルも日々起きるけど、あんまり動じなくなったように思う。 悩むこと自体を否定しているわけじゃないんだけど、無駄な悩みを排除しようと意識してき…

来来来世。  仏教とカルマと、夢と妄想膨らむ来世。

フランスでも『君の名は』公開されたので、いろいろな人に勧められて観た。 演出や展開の仕方も上手でキャラも魅力的だし、「こりゃヒットするな」と思わせる映画でした。 個人的には結構好きです。 中でも引っかかったのは、世間でも話題になったRadwimpsの…

『聲の形』を読みました。人の弱さと強さ、何度でも対話し続ける勇気。

『聲の形』は、日本語の生徒さんに教えてもらって知った。アニメ・マンガ大好きな若い彼らは、むしろ私より日本のサブカルに詳しい。 いじめがメインテーマである本作は、決して読んでいて気持ちの良いものではない。昔の自分の嫌な体験もフラッシュバックし…

女の子は赤じゃないとだめなの?ランドセルの呪縛

この国にも日本の本屋さんがあって、まるで「ここは日本でござい」って感じでお馴染みの文庫本や雑誌、漫画なんかを売っている。 本だけじゃなく文房具なんかも売っているんだけど、なんとランドセルも扱っている。ランドセルの広告を見ていたら、ふと子供時…

私が日本に「帰りたくなる」理由

最近、私が日本に帰りたいと思う気持ちは、ちょうど日本で暮らしていた頃「フランスに行きたい」と思っていた気持ちとほとんど同じだと気がついた。要は、「今ここでないどこかに行きたいと思う」気持ちなのだ。日本に憧れる外国人と同じ心情なのである。フ…

色気は生命力の象徴

最近、色っぽい人に魅力を感じる。 ある程度年齢を重ねた人がセクシーなのはすごく魅力的だ。というか、むしろそういう成熟した人の方が色っぽかったりするかもしれない。 日本だと家庭のある人が色っぽかったりするのはタブー視されるけれど、フランスでは…

SNSよりもリアルがいいね。

現在、私はFacebookもTwitterもLineもやっていない。Skypeだけは仕事でも使うからアカウントを持っているけれど。 別にSNSを使うこと自体は全然悪いことではないと思うけど、どうも私には合わないと感じるから使っていないだけだ。 夫は毎日Facebookを見てい…

「子どもを産んで育ててこそ一人前」ってマジか

よく「子どもを産んで育ててこそ一人前」と言われる。私の親もよくそう言っていた。 私は「まあ確かにそうかもしれないかもな」と一理あると思いつつも、なんだか喉の奥に引っかかりを感じていた。 だって、世の中には子どもがいても「一人前」とは言いがた…

愛だの恋だの

私は昔、「愛こそすべて!」みたいな恋愛至上主義の痛い女子大生だった。結構やばい言動をしていたので、思い出すと滅茶苦茶恥ずかしい。人生で初めて彼氏が出来て、浮かれていたのもあるんだろうけど。 今は、愛も大事だと思うけれど、それだけじゃお腹が膨…

「友達」って難しい?!友達100人より知り合い100人

私は友達がかなり少ないんだけど、今はそれでいいやと思っている。 昔はそのことに悩んで友達を増やそうと頑張ったりしてみたけど、どうもうまくいかなかった。 それはたぶん、私の考える「友達の条件」が厳しすぎるせいもあるのかもしれない。 ・価値観が似…

「安っぽい」夏

もうすぐ夏が来る。(でも私のいる場所はまだ少し寒いけど) 夏が近づくと、なぜかそわそわしてしまう。 私は夏が好きなのである。 夏の好きなところ、それは「安っぽさ」だ。決して「安い」わけじゃなくて、あくまでも「安っぽい」のだ。 たとえば縁日のけ…

生きてるだけで丸儲け! 綺麗事のない人生じゃあつまらない!

最近,価値観って一つだけじゃないと考えている。 今回は,私が思う世の中の価値観の話をしたいと思う。 ひとつ目は,数字とか成果とか具体的なもので成り立っている価値観。年齢,成績,褒章...形が見える分,この価値観に重きを置く人も多いと思う。 でも…

一番金ピカなものを選ぶことと、これからの未来の話。

正しいか正しくないかより、好きか嫌いか、楽しいか楽しくないかで判断する方が好きだ。いくらそれが世間では良しとされていることでも、自分にとって楽しくなければ、好きじゃなければ選ばないようにしたいと思っている。 だって、それって他人に流されてい…

好き嫌い

幸い私は「嫌いな食べ物」リストが短い。 食べることが大好きなので、野菜も肉も魚もだいたい何でも食べる。 今現在、嫌いなものはトマトと羊肉くらいだ(食べようと思えば食べられるけど)。 でも昔は、嫌いなものリストがもっと長かった。 ネギやパクチー…

日本の片隅から世界へ。ランゲージ・エクスチェンジのパートナーは超ピュアなご隠居さん。

つくづく、ネット世代に生まれてよかったと思っている。 ネットがない生活は、今の私には考えられない。 それにネットがなきゃ国際結婚なんて絶対にしなかったと思う(その国の言葉しか触れることができないとなると、発狂しそう笑。ネット以前の時代から海…

お金の話

結婚してから、お金のことを考える機会が格段に多くなった。それはやっぱり、自分自身で責任を持たないといけなくなったからでもあるだろう。 私は今まで、どちらかというとお金に対してネガティブな感情を抱いていた。「金に汚い」「金の亡者」なんて言葉も…

『溺れる花火』愛と執着は表裏一体。

csbs.shogakukan.co.jp 最近読んだマンガ。『ヒメゴト』と同じ作者の作品。 短い作品なのでさらっと読めたけれど、作品の内容はとても重い。 「溺れる」と「花火」という言葉の組み合わせが絶妙だ。 黒い夜の海に艶やかな花火の像が、ゆらゆら煌めく姿が思い…

展覧会、2回目の滞在許可証更新

森山大道展 先日、森山大道の写真展に行ってきた。私はあまり写真家に詳しくないので、森山大道の名前は今回初めて知った。 大きく引き伸ばされた、東京の街角を切り取った写真が、とても刺激的だった。 道端に転がったハイヒール、キャバクラや風俗店の広告…

どうして子供のいじめは多いのか?それは子供は不安定な存在だから。

「いじめ」という言葉を聞くと、学校、クラス、部活など子供のいじめを思い浮かべる人が多いと思う。私もそうだ。 大人にだっていじめはあるだろうけど、子供の方がいじめは多そうだ。(きちんとした統計とかソースに当たっていないから、印象で語っているだ…

可笑しさと切なさと優しさ。河瀬直美の『あん』

またまた映画の感想。 忘れないように、自分用のメモも兼ねて。 ちょっと時間があったので、河瀨直美監督の『あん』をパリの映画館で観てきた。 (フランス語の題はdélice de Tokyoだった。「あん」じゃ、フランス人には何の事か分からないだろうからね。) …

クロード・シャブロル、「La cérémonie 沈黙の女/ロウフィールド館の惨劇」の感想。

昨日、クロード・シャブロルの「La cérémonie」のDVDを図書館で借りて観た。 邦題だと「いかにもこれから事件が起きますよ」と半ばネタバレ感があるけど、原題のLa cérémonie (セレモニー)は抽象的な分何が起きるのかはっきりせず、衝撃的なラストまで緊張…

故人や過去が美化されることを、少し寂しく思ったり。

事件が起こっても、そうそう落ち込んでばかりいてもいけない。 まるでジョジョのディオが「ザ・ワールド」で時間を止めたことに気づかなかったモブキャラみたいに、パリの人たちは平然と何事もなかったように暮らしている。 (物々しい見回りの警官や、建物…

ヒーローの資質

子供の頃、何となくピンチが来たらヒーローが現れて絶対助けてくれると思っていた。でも物心ついた頃には、なにがあってもどこにいても駆けつけてくれるヒーローなんて、いないことがわかってしまった。 だったら自分がヒーロー(むしろヒロインか)になれば…

昨夜、パリで起こったこと。

またもやフランスで悲惨な事件が起きた。 昨夜うとうと寝入っていたときに夫から聞かされ、一瞬夢かと思った。 信じられない数の人が亡くなった。 数でしか語られなくなる被害者。 その中の一人に、知り合いの知り合いが含まれていることを知ったとき、私の…

きたないはきれい?愚痴りながら考えたあれこれ

今日はうまくいかないことがあって、ちょっと落ち込む。仕事なんだから、いいことばかりじゃないのはわかっている。頭ではわかっているけど、心はどうしても納得出来ない。納得できたら警察いらんよね。 私は本当はゆるゆるした人間なので、きっちりしっかり…

フランス人に「日本はどうして出生率が低いの?」と聞かれて考えたこと。

先日フランス人の友人カップルに会ったとき、彼女の方が妊娠したと嬉しそうに話していた。もう半年くらいになるらしい。ちなみに彼らは未婚の同棲カップル。日本だと同棲中の妊娠はあまりいいイメージはないけれど、フランスではごく当たり前のこととして皆…

子供がちょっとばかり苦手な理由。

私は決して子どもが嫌いなわけではないけど、どちらかといえば大人の方が好きだ。(そりゃ、もちろん子どもは可愛いと人並みに思う。無責任に可愛がれる立場なら。)大人は(形だけの人もいるけど)とりあえず他者への思いやりがあり、突然大声を出さないし…

変わっていくこと、大人になること、男であること、女であること。――『ヒメゴト 十九歳の制服』の割と本気なレビュー。

海外にいても日本の本が読めるから、私はkindleを愛用している。kindleのサービスはなかなか粋で、期間限定だけどマンガの一巻(ものによっては二、三巻も)を無料で読むこともできる。だからこれまで、本当にたくさんのマンガの一巻を図々しくも無料で読ん…

無理なもんは無理なのだ。下手に関わるより無視をしろ?!

世の中いろんなことがあり過ぎるからこそ、あえて鈍感になることも必要なのだと思う。すべてを引き受けて逐一反応していたらキリがない。それに、いつか自分を見失ってしまいそうだ。 例えば、動物園の動物は可哀想、と昔思ったことがあるけれど今はなんの感…

愚痴を言えるうちが華?!

今回は、久々にこちらのブログで書いてみることにした。気楽な話をしたかったので。ここのところ何かと忙しく、心に余裕がなかった。それに以前ほど「頑張るぞ!」という仕事への意気込みも後退してきた。これが俗に言う五月病だろうか…(もう六月だけど)と…

意外な子供の頃の共通点、バナナインパジャマ♪

先日、私はパジャマに着替えようと「パジャマ、パジャマ・・・」と言いながら探していると、夫がにこにこしながら「バナナインパジャマって知ってる?」と突然聞いてきた。 バナナインパジャマ・・・「バナナ兄弟~パジャマ着て~♪」のアレか?主人公はバナ…

日本語教師の条件・おすすめの本について。

今回は、自分のメモも兼ねて日本語教師について綴っていきたいと思う。 まずは… 「日本語教師に向いている人とは?」について。 私が今まで読んできた本やネットの情報を元にしてまとめてみると、 ・柔軟性がある ・好奇心旺盛 ・人と関わることが好き ・気…

久しぶりに映画でも。ベルギー・フランス合同作品『東京フィアンセ』

先日パリに行く機会があったので、久しぶりに映画館に足を運んだ。うちの近くにも映画館がない訳ではないけど(メジャーな映画を上映している大型映画館はある)、ミニシアターのようなところはほとんどないので、せっかくだからそこに行こうと思ったのです…

投げ飛ばされても受け身で踏ん張る。

私たち日本人にとって、日本語を話したり聞いたり書いたりするのはごく当たり前なので、その「当たり前」をそうじゃないものとして改めて考えることはなかなか難しい。 私は既に何回か日本語の授業をしてきたけれど、日々そのことを痛感している。例えばひら…

よく遊びよく働け。

今週から授業が始まるので、今日は近所の本屋さんへテキストを物色しに行った。フランスでは日本語はメジャーな外国語の一つなので(アジアの代表的な言語といえば中国語と日本語だよね、といった感じ)、割と色々な本が置いてある。いちおう授業のベースと…

「当たり前」がぐわんぐわん揺れる体験

今日の夕方仕事の契約を交わしに行くので、先ほど必要な書類を役所に取りにいってきた。その帰り道、「ニーハオ!」と全力で見知らぬ人に挨拶されて「ドン引き」した(これはおそらく、海外に住むほとんどの日本人が体験することだ)。私は何も中国人が嫌い…

フランスで社会人になることに

以前面接を受けたところから、今更になって内定の通達が来た。おいおい、もう二か月くらい過ぎてるんだけど…oTL(外国語の学校で、日本語もちょろっと教えているところです)すっかりもう駄目なものだと思ってたよ…。日本の企業でこれくらい待たせるところっ…

「完璧」って何だろう

昔知り合いから「すごく格好良くて憧れていた男の子が、喋ったら訛りがひどくて恋が一気に冷めてしまった」という話を聞いた。私にしては、まったく理解しかねる話だった。逆に「何それ激萌え~♡」となってしまう。普通のグッドルッキングガイにはそこまで興…

フランス人に和食を教えることになりました。

今日は近所に住んでいる夫の友達が数人うちにやって来て、クレープパーティーをやった。ハムとチーズを挟んだおかずクレープに始まり、キャラメルクリームや粉砂糖をかけたデザートクレープも堪能した。あんまりお金をかけないで皆たらふく食べられるので、…

デリケートな質問の扱いは慎重にね!

以前、日本のことを調査(といっても授業で発表する程度で、しっかり研究している訳ではないらしい)しているからアンケートに協力してほしいと、ある国の学生に頼まれたことがある。私はそういうことに協力するのは嫌いじゃないので、二つ返事でOKした。 最…

日本語しかできなくても、外国人に日本語を教えられるらしい。

今日、『もしも…あなたが外国人に「日本語を教える」としたら』という本を読み終わった。海外にいながらにして日本の本を気軽に読めるので、本当にkindle様様だ。日本語を初めて教える人のレッスン例を引き合いに日本語の教え方を丁寧に解説している本で、私…

ブログはトイレの落書きに似ている?!

私は割とトイレの落書きを見るのが好きだ。落書きの内容は取るに足らないようなことや下品なこと、真剣に思っていることなど様々で面白い。トイレというパーソナルなスペースで他人の考えや意見なんかを共有することに妙なワクワク感を覚える。 そして、この…

自分に嘘をつかない格好よさ。アニー・エルノーの『シンプルな情熱』。

私は割と、嘘をすぐについてしまう方だ。といっても大した嘘ではなく、例えば本当は朝ごはんを食べていないのに食べたと言ったり、歩いて来たのにバスで来たと言ったりするような、ごく些細な嘘である。 どうして私は嘘をついてしまうのか考えてみたけれど、…

日本語とフランス語、言葉に対する考察。

今フランス人向けの日本語の教科書を読んでいるんだけど、つくづく日本語は他人への気遣いが多い言語だなと思った。むしろ、それが根底をなしている言語だと言えるだろう。この本によると、例えば間投詞の「あの」一つとってみても、「突然話しかけて他人の…

今更だけどバレンタインデーのこと

一昨日はバレンタインデーだったけれど、私は知人のお嬢さんにチョコレートをあげただけだった(まあ普通フランスでは友達にあげないし、そもそもチョコ関係ない行事だけど、彼女は日本のサブカルチャーに興味があるから、喜んでもらえると思って友チョコ?…

「やなこと背負って背負い投げ~技あり」!ヒム子と私と脳科学。

私は割と「くだらない(褒め言葉です)」日本のバラエティ番組が好きで、今は海外にいるからネットの動画などを一息つきたい時などに見ている(youtube&Dailymotion万歳!ちなみにDailymotionはフランスの会社らしいです)。 とりわけ好きなのは、タモリ倶…